「しが野ベスリス」前川力哉
好きなキャラクターを5つ作って作品にしました。本州は東京と大阪です。四国は青色で北海道はピンクです。九州は白です。大阪は青でしがのツムリです。東京は黄色でおにぎりしがのです。北海道はピンクのバクダンで九州はエルカゴ・ぺズィーと谷本君のぞうです。間宮林蔵の大日本地図をもようして一緒つくりました。大日本地図と言う名前はいちよう通しましたが、イロンナキャラクターを作品として作ることが、何よりも楽しかったです。紙ねん土の可能性を十二分にはっきしたことは、なんとも残念です。おにィぎりィが食べたくなるかもしれないのですけど、どの作品もハラペコなキャラクターなので、温かく見守ってください。北海道旅行に行ったおもひでとこのキャラクター作品は、いろんな意味であいマッチしています。どうもありがとうございます。またお会いしましょう。
「私と絵の時間」樽真智子
昔から絵をかくことがすきで、自分のおもいのままにかいていました。この前のかたやぶりなアートてんに出展し入選できたことがうれしかったです。
絵をかいているときわなにもかもわすれて、むちゅうになります。
時間わあっとゆうまにすぎます。とてもしわせなじかんです。
神戸タワー昔あそびに行ってかっこいからえらびました。今かんさいばんぱくがかいさいされていますが私の中でわせんりばんぱくです。その中でもたいようのとうのそんざいはおおきいのでえらびました。私にとって絵をかくことは私のすべてです。
「助けたい」松尾和磨(代筆 堀由紀子)
本人の言葉
消防になりたいねん!!
そんで人助けてあげてるとこ
梯子車すごいねんで
火消すねんで!!
この人助けられてん
すごいねん
梯子で人助けんねんで!!
「春大好き」前田里恵子(代筆 堀由紀子)
本人の言葉
春はお花いっぱい咲くので一番好き
この桜が色がきれいで写生したかった。
桜咲いたらこれから夏になるから、冷たいお茶が好きだから。
この木の下で冷たいお茶とデザートいいね
くだもの乗ったゼリー食べたくなってきた
絵は一番の友人やねん
絵描いてる時が好きで一番楽しい
本当は絵描きさんになりたいねん
この絵描いてたら本当に冷たいデザート食べたくなるー
「夏の果物のスイカです」野村興一郎
僕は、暑い夏の果物は西瓜がおいしいと思います。畑の中にうえたりして冷蔵庫に入れて冷たくひやします。僕はいっぱい西瓜がおいしいと思います。いろいろと西瓜がおいしいと思います。野菜の所にもあるのでフルーツポンチとかがおいしいと思います。集中して絵が上手になってきます。小学校の時に絵を習いました。僕はきれいになったりしています。みんなと仲良くしたりして良かったと思います。8月には西瓜があったりしておいしいと思います。僕はいっぱい忙がしいけども作品の題名はいっぱい忙しいけどもこつこつとしたりしていました。集中したりして楽しくきれいに絵を画いたりぬったりしたいと思っていたいと思っていました。僕はいっぱい野菜の果物をしたりしていました。きちんと絵を出したりしたいと思っていましたです。
「エントワマモルロボットテッル」 北村泰一
僕は、施設で様々な活動をしています。
皆でカラオケをして歌ったり、商店街や近くの公園まで散歩に出かけたりもします。
他にも運動をする日には、施設の大きな部屋を使ってキャッチボールやバトミントン、サッカーで皆とパスをしたりPKをして過ごしています。
たくさんの活動をしていますが、その中でも創作活動は僕の苦手なものでした。でも、一生懸命このロボットを作りました。
このロボットは、「エントワマモルロボットテッル」と言い、「キハ」という敵と戦い、僕らを守ってくれるロボットです。工夫したところは、たくさんの色を使ったところです。緑、黄色、赤、青、オレンジ、むらさきを使いました。作った感想は、楽しかったです。
最後に、今はもう新しい創作活動を始めて三つ編みに挑戦中です。また、頑張ります。
「蓮の池」ちゅうや
物価が高騰して、安価なお店が次から次へと閉店して、節約に節約を重ねなくてはならなくなるし、生活もし辛くなり、この蓮の池の絵を眺めたら少しでも心が落ち着けば良いと思ってこの絵を描きました。円高上昇 日経平均株価 汎用人口知能(AGI)開発 新型原子力電池実用化
「スヌード」竹澤嘉則
私は、スヌードを作っています。今回出す作品で5作目となります。
作ったスヌードは友達にプレゼントしています。
色んなことを知るため、また、交流の幅を増やすため外出をしていますが、外出できているのは、ヘルパーさんであったり、友達のおかげです。その感謝の気持ちを表すため、スヌードを作ってプレゼントしています。
1つのスヌードを作るのに、1年かかります。作る時は、職員さんに手伝ってもらいながら作っています。私は、この作品を自分で作ったとは思っていません。みんなとの共同作品だと思っています。一緒に作ってくれた職員さんには感謝しています。
この作品は、私の感謝そのものです。
「お花」辻絵美(代筆 杉浦直子)
毎日塗り絵をして、塗り終わると畳んでちぎるのが日課の辻さん。時々自分で絵を描くこともあります。ちぎった紙は、いつも持ち歩いています。
今回の作品は、まずビニールと台紙の間に絵具を挟み、その絵の具を指で広げ、最後にクレヨンで花の絵に仕上げたものです。絵の具を広げる時は、
「怖いー」
とおっかなびっくりのご様子でしたが、オレンジと赤のお花が一番のお気に入りだそうです。真ん中のお花はチューリップ、とのことです。
「片付けまでの軌跡」川上貴世(代筆杉浦直子)
川上さんは、ハートフルに来てから、1年ほど、1日の多くの時間を棚のCD整理をして過ごしておられました。きれいに並べ終わるとまた全部出して並べ始め、順番にもこだわりがあったようです。
川上さんの前にえんぴつを出して右側に色えんぴつ、左側に色えんぴつケース置いてみました。「箱に片付ける前にここに線を描いてみてください」と言うと、紙にスーっと線を引いてからケースにえんぴつをきれいに並べていかれました。別の日にまたお願いしてみると、今度はぐるぐる円を描き、一度片付けたえんぴつを出してまた描いたり…。お方付けが終わるとその日の分は終了です。
「江口さんとみんなの作品」江口健太(代筆 杉浦直子)
オニクルの7階にある屋上広場は、江口さんにとって落ち着いて歩ける場所のようです。
江口さんと、アート作品を作るために、同じグループの皆さんが絵具を選んで準備して下さいました。絵具をのせた紙をビニール袋に入れて、あとは思い切り踏んでもらう…という計画です。
オニクルの屋上広場で、
「江口さん、こっちー!」
とみんなで声を掛けて紙の方に誘導するも、スルリとよけてしまう江口さん。ワーワー言いながら江口さんとみんなで作った作品です。
「山田卓志」山田卓志(代筆日中支援員)
山田卓志さんは、知的障がいを伴う五十九歳のダウン症の男性で、数年前からアルツハイマー型認知症の診断を受けています。
山田さんは長年に渡って絵を愛し、毎日絵を描き続けてこられました。その積み重ねは制作風景からも感じられ、描いた線をゆっくりなぞりながら窓の外を眺め、何か空想もしてクスっと笑いつつ、時々手元を見て少しずつ描き進めていく姿は、絵を描いている、というより息を吸って吐くかのように自然体です。そんな山田さんの自画像の、丁寧に重ねた厚みのある線や、自由で大胆な色彩からは、絵画への色あせない情熱が強く感じられます。認知症による変化が少しずつある一方で、山田さんが着実に積み上げてきた歳月が支える絵への情熱とそこから生み出される絵画は、山田さんが山田さんであることをいつまでも証明する確かな形となっています。
「わたしの30日間(令和7年3月31日~)登間佐 俊孝(代筆日中支援員)
登間佐俊孝さんは、重度知的障がいを伴う自閉スペクトラム症の五十四歳の男性です。
登間佐さんは、日々の出来事を毎日1枚ずつ絵にする『日記絵画』を制作するということがこだわりであり、日課となっています。
作品の裏面には、日付と絵にした内容の説明が文章で記されており、一見構図が似ている絵においても、登間佐さんにとっては全く違った一日を大切に描き留められていることが分かります。20代の頃にかかった目の病気により目はあまり見えておられませんが、絵を描くときは、手元にグッと集中して、ご自身の納得がいくまで描き込まれる登間佐さん。ご自身の視えている世界の中で、経験したことや思い出に残ったことを大切に描き留めていくお姿は、今この時を生きる、登間佐さんの人生の軌跡そのものを見ているようで、とても眩しく感じられます。
「日々」坂田大作(代筆 生活支援員)
坂田さんは、陽気な性格が素敵な五十七歳の重度知的障がいの男性です。約5年前に脳梗塞を発症した坂田さんは、退院後それまでの生活が一変、車に乗ることへの強い拒否により生活介護事業所を退所し、毎日グループホームで過ごされるようになりました。歩行も困難な為、椅子に座るだけの日々。そんな時何となく手にされたクレヨンをきっかけに、坂田さんの生活に一つの彩りが生まれました。朝起きるとまず机に向かい、黙々とクレヨンをノートに走らせる坂田さん。一見不規則な線に見えますが、左右のページを一組として、色ごとに同じ動きの線を左右で描いていることが分かります。ページを開く毎に異なる色の線や密度・形の組み合わせは、坂田さんのその時の感情が反映されているのでしょうか。ご自身の変化に身を任せながらも、何かを表現したい、日々の軌跡を残したいというお気持ちが表れたのかもしれません。現在はリハビリにより日常を取り戻しつつある坂田さん。そんな今でもノートに向き合う時間は変わらず大切にされ、ご自身の日々を綴り続けておられます。
「Takeshi2024」明定武司(代筆 日中支援員)
明定武司さんは、重度知的障がいを伴う四十九歳の自閉スペクトラム症の男性です。
今作には、愛するアニメや漫画にインスパイアされた独特な構図に乗せ、『僕の大好きなもの達=戦隊ロボ・女性・日常』がふんだんに詰め込まれています。明定さんが愛するものの1つである『女性』においても、シルエットで曲線美を表現したり、漫画のコマを用いたりと、丁寧に塗りこまれた色や想像力溢れるこだわりの構図からは、女性のことを心から美しいと感じる思いも伝わってきます。明定さんの脳内が濃密に映し出された今作からは、ご本人の溌剌としたエネルギーと対象物への愛がひしひしと伝わり、明定さんの根幹を少し覗けた気持ちにもなります。お皿やコップ等、素朴な日常シーンを大切に描かれているところも、小さな幸せを大切にする明定さんらしさを実感します。
「いい顔してはるわ。」寺西京子(代筆 日中支援員)
寺西京子さんは、重度知的障がいの四十二歳の女性です。快活で気が強い一面がある一方、照れ屋で気遣い上手な一面もあり、さげげない優しさを言葉や行動でそっと示してくださる、優しい心が魅力的です。
そんな寺西さんが描くのは、独特な色合いを背景にして並ぶ、にっこりと優しい微笑みの表情達です。アートを心から楽しみ、毎回、ワクワクとした表情で筆を進める寺西さん。画用紙に並ぶにこやかな面々は、そんな寺西さん自身のワクワクが映し出されていると同時に、いつも相手をよく見ている寺西さんの、他者の一番大好きな表情が映し出されているのかもしれません。自身でもあり他者でもあるような安心感のある表情達を、同じように優しい微笑みで見つめながら、「いい顔してはるわ。」と、しみじみと仰っていたお姿が印象的でした。
「どうぶつ」梁桐子(代筆 日中支援)
梁桐子さんは、重度知的障がいを伴う三十四歳の自閉スペクトラム症の女性です。
塗りこむ作業がお好きな梁さんの作品は、様々な色で二層、三層…と層を重ねていくことで深みを増しながら移りゆく色彩が面白く、制作風景からも惹きつけられます。そんな梁さんは、一日一回、一匹の「どうぶつ」を「コイコイ~!」と勢いのある発声とともに力強く塗りあげられます。どれも短足ですが、耳はあったり無かったりするどうぶつ達。彼らは、梁さんにとってどういった存在なのでしょうか。制作中の深い集中を見ていると『どうぶつ』への大きな愛情をも感じます。意志の疎通に課題がある中、制作中は時々手を止めて「タタ!」と支援者に笑顔を向けてこられ、「良い色ですね!」等と感想をお伝えすると、また制作を再開される梁さん。そんなやり取りも、かけがえのない日常の一コマです。
「そっとくうき そっとこきゅう いのちのきせきにありがとう」杉本れな
そっとくうき そっとこきゅう は私が詩をかくときによくつかうことばです
たくさんのかたにえがおと心がつながりますように
ホットココロをリラックス
「私の好きなモノ」藤田萌路
女性の腰まわりやうなじ(後ろ姿)が好きで良く描いています。常に描いているワケではなく、「描きたい」と自身が感じた時のみ描いておられるので、こちらから「絵を描いて」と伝えても描きたい時でなければ、鉛筆をにぎる事は、ありません。描き出されると下書きなしで躊躇なく進める筆は、見ていてとても気持ちが良いものです。
アートは、感情や思想を伝える手段であると考えており、自由に描く事で自身を表現し、鑑賞者である私たちに新たな視点を持たらし心を豊かにしてくれます。
「好き」をアートで伝えてくれる利用者さん。書いたものは、必ず自宅に持ち帰る為、手元にある作品は、カメラで写したモノになります。
負けない女 堀江修
塗り絵の下絵をもらった時に、“強い女性”をイメージしました。その為、この作品の題名を「負けない女」というものにしました。
まずは、後ろ背景はジャングルをイメージして塗っていき、そこから女性を塗っていきました。はじめは、薄めに塗っています。
顔の表情は、強さを感じてもらえるように目力を強く見えるように色を選んで、凛々しい顔つきになるように意識しました。
制作期間は、一ヶ月で地道に取り組みました。
塗り絵の活動は、集中して取り組めて、出来上がった時の達成感もあり、好きで毎日、楽しみながら一つ一つの作品を塗り上げています。
「まねきねこ」近藤光
このまねき猫は信楽の土を使い素焼きし絵付けをして作りました。
この猫をみて、みんなが笑ってくれたらいいなあと思ってます。
陶芸は小さい頃からの粘土遊びがきかっけになりました。幼稚園の頃 教室に入れず 先生が粘土やお絵かきをさせてくれました。その後、小・中学校でも学年や学期の変わり目でパニックになった時も先生方が粘土やお絵かきをさせてくださり落ち付く事が出来ました。高等専修学校を卒業してからは陶芸をするようになり 個展も出来るようにたくさんの人達に助けてもらいました。陶芸で自分以外の人達もたくさんのご縁があるように願って作りました。